きのう、テニス仲間とすぐ近くの「すぎのや」で昼食をとった。この「すぎのや」はそば、うどんメニューを中心に多店舗展開しており、関東各地でよく見かける店だ。
目新しいメニューに「ちたけ汁そば(うどん)」というのがあったので、旬のきのこを使ったものだろうと「うどん」を注文してみた。
「ちたけ」なるものを知らなかったので、店員に「ちたけってどいういうもの?きのこでしょう?」と聞くと「はい、ちちたけとも言います」、「このメニューの写真に載っているのは全部ちちたけ?」、「はい、そうです」、「じゃ、これちょうだい」。

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(写真上:すぎのやの「ちたけ汁うどん」、880円)

で、しばらくして出てきたのが写真の品(880円)。浮かんでいるのは茄子と揚げだけ。
底を探ると2、3個濃い茶色のきのこらしきものが出てきた。
口に入れてみるとこれ自体には味や香りは感じられず、ちょっとぱさついて、喉を通りにくい。
「ちたけ汁うどん」は正直まずかった。

ネーミングもこの内容では「ちたけ汁そば(うどん)」ではなく、「秋茄子のつけそば(うどん)」とでもした方が正確だし、客の期待を裏切らない。
味のまずさ、ネーミングの失敗・・・、1度裏切られた客は2度とこの品は注文しないだろう。

すぎのやさん・・・、品数を増やすのもいいけど、これじゃぁねぇ。いつも、ランチでお世話になっているからこその苦言です。客の目線でしっかりとお願いしますよ!

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(写真下:テニス仲間たち)


<うん&ちく>

「ちたけ」って何だ?
ちょっと調べてみました。

ちたけは乳茸ともいい、きのこの茎を折ると白い乳が出ることからこう呼ばれています。
汁物のダシには最高で、そういえば、秋、そばやの店先に「ちたけ、あります」と書かれていたのをみたことがあります。
ちたけは、栃木県では松茸に匹敵する人気だそうで、煮ると味が出るため、ちたけでだしをとったそばやうどんが、「ちたけそば」、「ちたけうどん」として、珍重されているようです。ちたけは、オレンジ色または茶色をしたきのこで、ナスと豚肉といっしょに炒めてもおいしいということなので、「ちたけの名誉回復」のためにも今度確かめてみます。でも、わが町のスーパーで売っているかなぁ、「栃木のちたけ」。