久しぶりに森下の居酒屋「季助」に行った。
この店で小さな会合があったのだが、6月22日のブログでも触れたように、ここの魚は実にうまい。したがって酒もついつい進む。

魚は生でも焼いてでも煮てでも出してくれる。カウンターの上には、写真(下)のようにあらかじめ煮付けた魚や野菜、煮っ転がしなどが並んでいる。
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付き出しは小さく切った長芋を明太子で合えたもの。刺身の盛り合わせ、銀ダラの煮付け、ほうれん草の味付け煮物を食べた。

CIMG1282.jpg刺身の盛り合わせ・・・この日は甘エビ、マグロ(中トロ)に加え、しばらくぶりに手に入ったという大きな関アジを出してくれた。大分の佐賀関と愛媛の佐田岬をむすぶ豊予海峡・別名「速吸の瀬戸」は、太平洋と瀬戸内海の戸口にあたる海の急流。春に生まれた体調6~9cmのマアジの来遊群が餌の豊富な海峡周辺の瀬に居付き、やがて15cm~35cmに成長。体色も特有の金色味を帯びてくる。身の引き締まった姿、美味、一本釣りによる鮮度は格別で、「関サバ」と並ぶブランド「関アジ」として市場で重宝されている。 うまい!

CIMG1285.jpg銀ダラの煮付け・・・上質のギンダラは仕入れができないこともしばしばだが、この日は、用意してくれていた。この季助の「銀ダラの煮つけ」に惚れてこれまで自宅で二度ほど作ってみたが(6月25日のブログ)、久しぶりの「ご本家」の味はやはり、何かが違う。「まだまだだナァ」と思い知らされた。ご主人に煮付けの仕方を聞いたが「エヘヘ、企業秘密デス。魚の煮付けはむずかしいですよね」とはぐらかされた。

食べて呑んで話して3時間、ひとり当たり5,000円ちょっとのお勘定。大満足の「季助」だった。