2005年09月

築地「寿司大」で腹ごしらえ

台風17号が東にそれ、今日の東京は抜けるような青い空。
茨城の田んぼ道を走ると、結婚したてのトンボが二匹つながって無数に飛んでいる。
きのうまではさほど見かけなかった、今日はすごい!
17号が連れてきたわけでもないだろうが、改めてカレンダーを見れば、もうこの週末は10月。「秋本番」の到来だ。

で、きょうはうまいものを食べに築地に。
テニス仲間の友人とアメリカからの友人(日本人)の3人で築地の場内市場6号館にある「寿司大」(関連記事)に行った。テニス仲間はこの店10度目の常連さん。

実はアメリカからの友人がウクレレを始めたいというので、お茶の水楽器街に繰り出すことにしたが、その前の腹ごしらえ場所を満場一致で築地の寿司大に決めたもの。

これまで場外市場は何度か行ったことがあるが、セリを行う場内市場の方に行くのは初めて。
小型トラックやフォークリフトがせわしく、しかし確実に安全運転で行き交う中、6号館へ。
お~、すごい。並んでいる、並んでいる。
このあたりの食べ物屋は仲買人など、プロ相手に朝から開いており、11時過ぎに行くとなんと友人たちは1時間以上も前から並んでいてくれた。

「店長お任せコース」を注文する。魚は甘いとかプリプリするとかの表現しか浮かばないが、この店のひと品ひと品が言葉で言い表せない。
全員「ん~、んッ」ばかり。「うまい」だけでは言い切れない「ウマさ」だ。
魚、酢メシ、薄口のたれ醤油、塩、時にはカボス(あるいはスダチ?)など、食材のよさもさることながら、若い板前さんたちの気さくで明るい接客態度、応対ぶりは場所柄もあって気取りがなく、気持がいい。後味がすこぶるいいのだ。

最後に握ってもらったアワビは、最初やわらかいが、最後はしっかりと歯ごたえがある。
もっと硬いものがアワビだと思っていたが、この本物のアワビを食べると、「アワビもどきのエリンギ」はかなりアワビに近い。これまでに食べたするめのような硬いアワビはいったい何者だったのだろう。
アワビもエリンギも食材そのものに味はほとんどないが、調理の仕方で極めて近い料理になることをあらためて感じた。

食は不思議。発見、また発見である。

肝心のウクレレの買い物については、次号で報告します。

エリンギのオイスターソース炒め

台湾では、アワビの食感に似ているのでアワビタケと言われているエリンギ。これをオイスターソースで炒めてみた。「はなまるマーケット」で紹介していたものをアレンジしてみた。

CIMG1339.jpg

◆エリンギのオイスターソース炒め
<材料>
エリンギ・・・大小混ぜて3本
豚バラ肉・・・70g
ニンジン・・・1/5本(色味程度)
ワケギ(万能ネギ)・・・一束
サラダ油・・・大さじ2
豆板醤・・・小さじ1
オイスターソース・・・小さじ2
水・・・コーヒーカップ1杯(150cc)

<作り方>
1)ワケギを3cmくらいに切り、根元と上の部分に分ける。
2)ニンジンを薄めにスライスする。
3)エリンギは厚めに(縦に2~3等分)、豚肉は3cmくらいの大きさに切る。
※エリンギは厚めに切って油で炒めると食感が、よりアワビのようになる。
4)フライパンに油を入れ、ワケギの根元の部分を軽くいためて香りを出す。
5)豚肉を入れ、表面に火が通ったら、ここでエリンギとニンジンを入れる。
6)材料が焦げないように水を少し(30cc)入れる。
7)オイスターソース・豆板醤を入れたら、残りの水を入れ、火を通す。
7)最後にワケギの上の部分を入れて、少し色が変わればできあがり!

カミさん、義母の評価はGOOOO(5段階の4)。
カミさんから「味はいいけど、アワビの本物を食べさせてくれたことがないから、どれだけアワビの食感に近いのかわからない」という嫌みが入り、減点1。

確かにエリンギは油でいためることでアワビのような食感になる。
中華は油だけかと思ったら、水を巧みに入れ(挿し)ている。「炒める」ことと平行して「煮ている」のだ。今回の調理でわかったこの発見は今後の参考に大いになりそう。

「はなまるマーケット」ではワケギは2本しか使っていなかったが、ネギが大好きなので、我が家流では一束まるごと使った。また、途中で味見をしたら薄かったので、「はなまる」では小さじ1杯だったオイスターソースを倍の2杯使ったら出来上がりはちょうどいい味に。ネギが多かったせいか。

素材の段階ではかなりの量だったが、出来上がってみると、大したボリュームにならない。
家族が多い場合は、エリンギを5、6本使った方がいいようだ。

息子が四国一周の旅から帰る

遅い夏休みをとって、息子がバイクで四国一周の旅をしてきた。
行きは陸路を走り、帰りは徳島からフェリーで東京へ。走行距離1,700キロ。

キャンプ場や道の駅にテントを張っての野宿旅行。
40日間をかけて徒歩で八十八箇所を回る同じテント族のお遍路さんと知り合いになったり、すばらしい天気のもとで、瀬戸内の美しい島々を高台から眺めたり、いい旅だったようだ。

「東北秘湯めぐり」、「北海道ひとり旅」に続く私の次の旅は四国、山陽、山陰あたりが第一候補。だから、息子の今回の旅情報はとても参考になる。本隊が行くための先遣隊の役割を息子が果たしてくれた。
またぞろ、旅の虫がうごめき始めたようである。

エリンギのトマトソース スパゲッティ

今年の関東地方は、台風の当たり年だ。すでに3、4個が上陸したり、かすめたりしている。上陸せずにかすめるだけでも、雨風は強いので影響は大きい。

今、強い勢力を持つ台風17号が南海上をゆっくり北上しており、すでに秋雨前線に干渉して関東地方に影響を与えつつある。夕べから雨が断続的に降り、時折り、強く屋根をたたきつけている。

つくばエクスプレス開業を機に毎休日に駅前で行われている「つくばスタイル2005」の今日のイベントは、「悪天候のため中止」となった。

そこで、誰もテニスにも買い物にも出かけない中、手元にある食材で昼食を作った。
名づけて「エリンギのトマトソース スパゲッティ」

<エリンギのトマトソース スパゲッティ>

スパゲッティ 400グラム (大食いの息子を入れて4人分。500グラム200円のもの)
エリンギ 3本 (98円)
マッシュルーム(水煮の缶詰1缶。100円)
ピーマン (小さいもの4個)
トマトソース(缶詰1缶。セールで買ったもの。100円)
例の手製ガーリックオイル(大さじ3杯)
塩 
コショウ  

1、エリンギは細めに手で縦方向に裂く。ピーマンは細切り。
2、たっぷりの沸騰したお湯に塩を大さじで山盛り3杯を入れ、スパゲッティを投入(袋の表示には9分と書いてあるが、8分でタイマーをセット)。
3、フライパンに手製のガーリックオイルを大さじ3杯入れ、温めてからエリンギとピーマンを炒める。
4、エリンギにガーリックオイルをしっかりからめたら、缶詰のマッシュルームを汁ごとフライパンへ。
5、グツグツいい出したらトマトソースを1缶まるごと入れる。
6、塩、コショウで味をととのえた所に、少し固めのスパゲッティをドサッと入れる。ソースをからませている間に固さはちょうどアルデンテに。
7、食べるときに粉チーズを多めにふると、さらにおいしい。

CIMG1336.jpg
 (いつも我が家のスパゲッティは大盛り・・・)

食材費は4人分で締めて460円程度だが、今日のお昼のパスタはカミさん、義母、息子の評判も上々。
そして、エリンギがこんなにもうまいものとは・・・。しゃきしゃきとした食感は感動モノだ。シイタケやマツタケのような風味はないが、手で裂いて調理するとソースもよくからんで、しっかりした味になる。先日はアサリとエリンギのスパゲッティを作ったが、去年までは知らなかった新しい「食」の発見である。

安全だよ、白鷺米!

ずいぶんと白鷺(サギ)が目立つ話は、以前にもアップ(8月14日)したが、それから1か月、注意深く見ていると、田によって白鷺が集まるところと寄ってこないところがあるのに気がついた。

おそらくだが、白鷺は「死の田」か「生きている田」かの違いを本能的に嗅ぎ取っているのではないか。つまり、直接的には、薬を多用している田には白鷺が好む虫があまりいないからなのだろうが、薬に守られた落穂にも「死のにおい」を感じるのだろう。

大型のコンバインのすぐ脇で白鷺が落穂や虫をついばむ田でとれた米はたぶん安全な米だ。「有機米」なんて表現よりも、「白鷺米」とでもネーミングしたほうが売れるのではないか。こんな写真をつけて・・・(写真下、9月18日撮影)。

CIMG1314.jpg
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