2005年06月

自然を愛でるだけじゃもったいない、北海道

きのうの話。

襟裳の春ぅはぁ、何もない春うですぅ♪・・・えりも町にようやく宿を見つけ、飛び込んだのは6時過ぎ。「夕食はもう出せませんがよろしいですか・・・」、「いいです、素泊まりで」、こんな会話で寝床をなんとかゲット。
CIMG0887.jpg風呂に入ってから、宿の亭主の紹介の居酒屋「なにわ」へ夕食に出かける。居酒屋といってもカウンター数席と小座敷だけの小さな店。
ツブと蛸の刺身、野菜サラダを頼み、ビールそして日本酒へ。
居酒屋のマスターは5年ほど大阪に行って修行をし、そのときにおかみさんと結婚。帰って開いた店の名を「なにわ」にした。
北海道の旅の仕方で話が弾む。
①(稚内までは無理だろうね、のこっちの相談に)せっかくきたのなら、「今度来た時」、「次に」とかにしないで、行けるところまで行ったほうがいいよ。
②岬はやはり、切り立った崖の上の灯台がなけりゃあね。えりも岬は岬らしい岬だよ。根室の納沙布岬は砂地ですぐそこは海というところに灯台が建っている。水晶島、国後島などの北方領土が見えるけど、知床からだって見える。岬としてはいまいちだね。
③鹿がどんどん増えてるよ。知床が世界遺産になったら、どうなるんかね。今でも知床だけで鹿が2万5千頭もいる。世界遺産になったら駆除もできなくなり、それが南下して来る。北海道は奈良公園みたいになるかもしれないな。
④運転は気をつけなよ。鹿が1頭飛び出してきたら、後から数頭続いて飛び出してくると思った方がいいよ。ぶつかったらフロントガラスは割れるし、前も壊れるよ。鹿を避けて、対向車と正面衝突なんてこともあるからくれぐれも注意しなよ。
⑤熊も駆除されなくなってから、人間を怖がらなくなっているね。もっと悪いのは、熊を怖がらないで接近する人間も増えてることさ。ペットじゃあるまいし、相手は野生だよ。ツキノワグマと違って、ヒグマにたたかれたら、人間の首なんてすっ飛んじゃうよ。
とまあ、いつまでも続く。
 (写真上:「胃をとってから写真を撮られるのが嫌いになってね」と居酒屋「なにわ」のマスター)

カウンターの客二人が加わった。
CIMG0886.jpgえりも町役場職員の中やんとヒロコさん(写真右)。えりも岬小学校の1年違いで、男性の中やんが31歳。ヒロコさんは1歳下。
小さな学校で、上級生と下級生が同じ教室で授業を受けたという。つまり、二人は学年は違うが同級生でもあり、幼友達でもある。
お似合いの二人なのだが「いつも一緒に呑んでいるのに、うわさにもならんのさ」と自嘲とも、安心とも受け取れるセリフを平然と吐く。
店のマスターと一緒に、旅のアドバイスをいろいろとしてくれた。とくに襟裳岬のみやげ物店に出向しているヒロコさんはしばしば道内を旅行しているとのことで、道東のことも細かいところまで、ほんとによく知っている。
礼儀正しい二人だが、よそ者の私にとても親しく、気持ちのいい接し方をしてくれた。いつのまにか、お互い、名前を呼び捨てに。なぜか、うれしいものだ。

意気投合とはこんなことを言うのか。
CIMG0889.jpgどちらともなく「カラオケさ行くべ」となって、スナックへ。
スナックのママさん(写真右)も、これまた、すこぶる「いいひと」。
みんなで「いい旅になるといいね。気をつけて回ってね」と言ってくれた。

北海道は自然を愛でるだけではもったいない。
できるだけ多くの人とも交流することとしよう。

えりもは「何もない」どころか「実りの多い」ところでした、森進一さん。

 *このレポートは「だめもと」でやってみた無線LANが接続できたので、なんとか載せることができました。明日の夜は知床あたりになりそうですが、さて通信環境はどうでしょうか。「やってみなければわからない」状況なのでブログを更新できなかったらご容赦を。

短調じゃあ単調でした、ハイ

読者から今朝のレポートに朱色の訂正を入れたいんだけど、との連絡をいただいた。
「短調さが北海道らしさ」、なんて文章を音楽家が見ると、そうか北海道は長調じゃ表現できないほど暗いんだ、なんて誤解されるとまずいので訂正します。短調は誤り、単調が正解です。
今日はえりも岬でゼニガタアザラシとたわむれ、素晴らしい景観の黄金道路を走り、今いるのは白糠(しらぬか)。知らぬか、の変換ミスではありませんぞ、こちらは。
これから釧路湿原を見てさらに東に行けるところまで走ってみます。

短調さこそ求めていた北海道

短調さこそ、北海道のよさ。きのうは苫小牧を2時近くに発ち、えりも町まで日高の沿岸を走った。
途中、アイヌの文化と現状を知るため、15キロほど内陸に入った平取に寄り道した以外はずっと右手に太平洋、左に牧場か原野が続く。カリフォルニアの西海岸を走っているような気になる。
快晴だが、暑くはない。湿度が低く、カラッとしている。これこそ求めいた北海道のお天気。ホントにありがたい。
さぁ、夕べの居酒屋で親父と客のえりも町役場職員から得た道東情報を参考に今日ものんびり走るぞ。

今、どこにイルカ?

360度すべて海原だが、水平線が霞んでいるので、空と海がブルーのグラデーションでつながっている。雲ひとつないここは不思議な青の三次元空間。
札幌の兄から「今、どこ?」のメールが飛び込む。道路標識も目印の建物もありません、ここには。
ラッキーだとイルカに会える航路だが、どこにイルカ?なんてシャレているひまなく、いきなり100m先にイルカの群れが現れた!数匹がタイミングを合わせて何度もジャンプする。歓迎してくれているんだね、ありがとう。

船上から日の出に手を合わす

4時に目覚ましで起き、甲板へ。おとといの水戸の日の出は4時24分だったが、だいぶん東に走ったから日の出はもっと早いはず。
ちょうど水平線にお日様が顔を出し始めていた。手を合わす。4時10分。空気が痛いほど冷たい。時速25ノットなので、強い風を感じる。ここは一体どの辺なのだろう。
甲板にはいるのはもうひとり。目で会釈を交す。
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